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先物取引の発祥は大阪


システムトレード,メカニカルトレードの対象としてもよく登場するのが先物取引です。
私の場合,日本株現物のシステムトレードが基本ですが,アメリカなどでは,商品先物取引でのシステムトレードが主流だともいわれています。
先物取引について調べてみましたので,ご紹介したいと思います。

●先物取引の発祥は大阪

江戸時代までは,お米はお金に等しいほど価値のあるものでした。大名の規模や勢力を表す石(こく)という単位も,お米を計る単位です。

そのお米が大阪の堂島にある商品取引所で売買されていました。

当時の大阪は天下の台所と呼ばれ,経済の中心都市であったことから日本中のお米やお金が集まってきて活発に売買されていました。

ところが,お米は毎年安定して生産されるとは限りません。

現在でもお米の豊作不作があるように,当時から天候などの事情により豊作不作のリスクが常にありました。経済の基本は需給のバランスですから,お米が不作になると米不足になり価格は上昇します。その逆も然りです。これが米相場の現物取引です。

ここで当時の商人は考えました。お米の価格を安定させて流通させることが出来ればもっと商売が発展する方法はないかと。

その思案の結果,生まれたのが米の先物取引です。

これは,毎年秋になったら収穫されるお米を,まだ田植えの段階から買い付けるのです。

【今年の秋に収穫されるお米を作況に関わらずこの価格で買います】という約束を取り付けてしまうのです。

これにより,お米の作況に関わらず仕入れの価格が決まりますので,そのお米をいくらで販売するかという経営計画を立てることが出来ます。これが現在の商品先物取引の始まりです。

つまり,現在でも活発に取引されている商品先物取引というのは,ある商品について実際に取引されるよりも前の段階で,一定の価格で売買する約束をしておくことなのです。

このことにより,将来にわたって商品の仕入れ価格を確定させることが出来ますので,天候などのリスクに左右される心配がありません。

商品先物取引とはバクチのような投資であるというイメージがありますが,実は全く逆で,あらゆる商品取引のリスクを軽減するために生まれたものなのです。


江戸時代,大阪の堂島で米相場の先物取引が行われていたのが,一番古い先物取引だということは,日本経済も捨てたもんじゃないですね。


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